Windows 10 セーフモード

Windows 10 セーフモード

Windows 10 セーフモード
セーフモードとは、Windowsの起動モードの1つで、Windowsの機能を限定し、必要最小限のシステム環境でパソコンを起動する、Windows診断用の起動モードです。
パソコンの動作が不安定で正常に起動できない場合は、セーフモードで起動し、トラブルの要因が特定できるか確認します。

Windows 10 は高速起動のため、「F8」キーでセーフモードを起動することができません。
Windows 10 では通常は「トラブルシューティング」のメニューから、セーフモードの起動を選択します。
しかし、上の方法では、Windows 10 が起動していなくてはならず、Windows 10 自体が起動できない場合手も足も出ません。

Windows 10 が起動していない場合のセーフモード起動

そこで、Windows 10 が起動していない場合にセーフモード起動する方法を紹介します。
ここでは、「BIOS経由の起動」と「強制セーフモード起動」の2つを説明します。

ちなみに、デスクトップの四隅に「セーフモード」と表示されていれば、セーフモードで起動している状態となります。

BIOS 経由の起動

PC の機種や BIOS のバージョンによって方法が異なりますので、全てのPCで出来る方法ではありません。

1)PCを一旦シャットダウンもしくは再起動します。
2)Windows が読み込まれる前に「F2」キーを押します。(連打も可)
3)BIOS の設定画面が立ち上げます。
4)ここからがバラバラですので、該当すれば BIOS 経由でセーフモードの起動ができます。
5)[Exit]タブに中に「HDD Recovery」がある場合、 「HDD Recovery」を選択・実行します。
  なければこの方法は使えないので「強制セーフモード起動」に。
6)「Execute HDD Recovery?」と表示されるので「Yes」を選択・実行します。
7)「オプションの選択」画面が表示されますので、「トラブルシューティング」をクリックします。
8)「トラブルシューティング」画面が表示されますので、「詳細オプション」をクリックします。
9)「詳細オプション」画面が表示されますので、「スタートアップ設定」をクリックします。
10)「スタートアップ設定」画面が表示されますので、「再起動」をクリックします。
11)「スタートアップ設定」画面が表示されますので、「4」キーを押すと、セーフモードで起動します。

強制セーフモード起動

Windows 10 の強制的に修復モードを起動する機能を使用する方法です。
Windows 10 は自動修復モードがあり、そこからセーフモードを実行することができます。

Windows 10 の立ち上げ時の強制終了を行う方法なので、基本的には問題ないのですが、念のため気軽にやらない方がいいと思います。
尚、電源長押しとコンセントを引っこ抜くのは同じではありません。
電源長押しはHDDの回転をちゃんと止めてから電源が切れ、HDDを守ってくれますが、電源引っこ抜きはHDDを守ってくれませんから。

この方法は、
1)電源を入れ、Windowsのロゴが表示されたら電源ボタンを長押しして強制終了させます。
2)再び電源を入れ、同様にWindowsロゴで強制終了させます。
  2回目でたぶん3)になると思いますが、ならなければ2)をもう一回。
3)「自動修復を準備しています」と表示されるので画面が切り替わるまで待ちます。
4)「自動修復」画面になったら「詳細オプション」をクリックします。
5)「詳細オプション」画面が表示されますので、「スタートアップ設定」をクリックします。
6)「スタートアップ設定」画面が表示されますので、「再起動」をクリックします。
7)「スタートアップ設定」画面が表示されますので、「4」キーを押すと、セーフモードで起動します。

Windows 10 が起動している場合のセーフモード起動

通常のセーフモード起動方法なので、Google検索で「Windows 10 が起動している場合のセーフモード起動」で検索してください。

以上、「Windows 10 セーフモード」でPCを立ち上げる方法の報告でした。
[Windows 10 safe mode]

Windows 8,10 Windows Defender & Microsoft Security Essentials

Windows8,10 Windows Defender & Microsoft Security Essentials

Windows 8,10 の場合は、組み込みの Windows Defender がウイルスやスパイウェアなどのマルウェアの駆除に使えます。

Windows 7、Windows Vista、または Windows XP の場合、 Windows Defender はスパイウェアの除去しかできませんでした。そこで、Windows 7、Windows Vista、Windows XP では、スパイウェアも含め、ウイルスやその他のマルウェアを駆除するために Microsoft Security Essentials を無料でダウンロードできるようになっています。

Windows 8,10 では、 Windows Defender が Microsoft Security Essentials の機能も含んだ形で提供されています。

Windows Defender を使う時の注意点

Windows Defender は基本的に自動的に有効になります。
ただ、他のセキュリティソフトがインストールされている場合や、新たにインストールした場合には無効になります。
他のセキュリティソフトが期限切れのままが最も危険な状態と言えます。
また、もし他のセキュリティソフトがと一緒に使用(起動)していると干渉して誤動作を起こすことも有るので、その場合はWindows Defenderは無効にしておきましょう。、

Windows Defender の確認は「コントロールパネル」-「システムとセキュリティ」-「セキュリティとメンテナンス」で確認できます。
Windows Defender が有効になっているか確認しましょう。

Windows Defenderが有効になっているか確認

Windows Defenderが有効になっているか確認

また、わかりやすく右下に通知アイコンが表示されるようにするためには、
Windows 10 の場合は基本的に以下の「隠れているインジゲーターを表示します」に表示されます。

Windows Defender Windows 10 の通知表示

Windows Defender Windows 10 の通知表示

Windows 8 の場合は、以下の手順で表示します。
1)タスクバーの時計部分の上で右クリック
2)「通知アイコンのカスタマイズ」を選択
3)画面中央の「タスクバーに表示するアイコンを選択してください」をクリック
4)タスクバーに表示するアイコンのオン/オフ設定画面が表示されるので、Windows Defender を設定をオンにする
これで、Windows Defender の通知アイコンが表示されるようになります。

Windows Defender は、ウイルス、スパイウェア、その他の悪意のあるソフトウェアから保護する包括的なマルウェア対策を行うことができます。
Windows Defender と他の有料のセキュリティソフトと比較すると、機能が少なかったり限定されている点はあります。
例えば、有料のセキュリティーソフトでは、USBメモリ挿入時の自動スキャンができたり、ファイルのウィルススキャンを右クリックからできたり、パソコンのウェブカメラを狙うマルウェアに対応したソフトがありますが、Windows Defender は必要最低限以上の機能はありますが、そこまでカバーしていません。

ただし、どのようなセキュリティソフトが入っていたとしても100%全ての脅威から防いでくれるわけではありません。
常にパソコンが異常な状態になっていないか注意を払いましょう。

以上、「 Windows 8,10 Windows Defender & Microsoft Security Essentials 」についての報告まで。